2010-11-16

メロン in アイト•ベン•ハッドゥニャ〜



砂漠から8時間程バスに揺られて向かったのは、アイト•ベン•ハッドゥ。褐色の乾いた大地にたたずむ日干しレンガのカスバ(要塞)は、7世紀にアラブ人の征服を逃れた先住民ベルベル人が建築したもの。カスバの代表格として世界遺産に登録されており、現在も数家族が暮らしている。
映画「スターウォーズ」や「グラディエイター」等の撮影場所として使われたこともあるらしい。確かに、宇宙にある惑星の地表を思わせる広大な大地が広がり、建物は日干しレンガで作られているのに保存状態がとても良く、荘厳な雰囲気のある場所だ。

ひと足踏み込めば、中は迷路のように複雑な作りになっている。敵が簡単に攻め込めないようになっているのだ。苦労して登った丘の頂上から見える絶景は、一気に疲れを吹き飛ばす。
眺めを堪能し、ホテルへ戻る為に下へ降りると川があった。しかし何故か橋が無い。川を渡れずに困っている観光客の元へ、子ども達が無邪気にかけより、観光客の手を引いてお手伝いをしてあげている。しかしそれは親切なんかではなく彼らの立派な仕事なのだ。世界遺産、しかもご年配の方が多い観光地に、橋が無いというのは日本では考えられないのだが、ここでは子どもがお金を稼ぐ場所として暗黙の了解ができているのだろう。
ガイドブックからは読み取れない異文化体験こそ、旅の面白さだとメロンは思う。
See you Next ニャ〜!

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