2012-02-15

メロンin マチュピチュニャ〜

マチュピチュへは、ペルーレイルという電車に乗って行く。
険しい山際を縫うように走る真っ青な電車は、マチュピチュに行く唯一の交通手段であるため、登山客しか乗っていない。
車内ではドリンクやスナックのサービスがあり、マチュピチュのTシャツやポストカードなどのお土産も販売している。

マチュピチュ駅に到着しても尚、マチュピチュは遠い。駅から2時間程かけて歩いて登るか、登山口まで出ているシャトルバスに乗る。
陽が昇ると大変暑くなる為、今回はマチュピチュの麓のホテルで1泊し、朝6時の開山とともに出発!!雨期のために霧が多く、数十メートル先も見えないような状況の中、歩く事約30分。

視界が開けた丘に着いた瞬間、風が濃い霧を押し流し、目下に姿を現したのはマチュピチュ!!それは正に天空の都市である。しばらくすると、また濃い霧の中に隠されてしまい、まるで幻をみていたかのような感動だった。

マチュピチュの市街に入ると、いくつもの部屋や神殿が石造りになっている。
16世紀、スペイン人に追いやられたインカ帝国の人々はこの地に逃れて街をつくった。
情報も機械もない時代に、何故この地を選び、どうやって大きな石を切り出して積み上げたのだろうか。。。


メロンがいくら考えても答えは見つかりそうも無い。しかしそれが解明されてしまったらこれほどまでに魅力を感じないのかもしれない。色々な想像をするところにロマンがあり、感動がある。

今は便利で豊かな時代だが、いくら平和を祈っても戦争や災害は無くならず、自然と共存したいと望んでも環境汚染は進むばかり。

インカ帝国の人々のように、自分が生きてきた場所をやむなく追いやられ、新しい土地で生活しなければならない状況は日本にもある。
日本にもマチュピチュ作る力と知恵と根性がまだあると信じたい。


何百枚の写真に納めようとしても、この空気感や臨場感が伝わらないのが悔しい。でもだからこそ、時間とお金をかけて行く事に意味がある。
仕事を休ませてくれたTOUMAIのオーナーとスタッフ及び関係者のみんな、ミカンにポンカン、そしてAmahinaで展示会をしてくれているsalikhilahのむっちゃんに、マチュピチュから感謝と敬意の気持ちを贈りたい。本当にありがとうニャ〜!!

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