2012-11-25

メロン in アサートン高原ニャ〜

オーストラリアと言えば「コアラ」と「カンガルー」!なのだが、今回その両者を見られなかった代わりに、ロックワラビーに会いに行って来た。

マリーバイワワラビー(Mareeba Rock-Wallaby )通称
ロックワラビーは、オーストラリアの北東に位置するアサートンテーブルランドの花崗岩や玄武岩が露出した岩場にのみ生息して居る小さなワラビー。


始めはやや人間を警戒していたが、エサをあげると1匹、2匹と集まり、気がつくとメロンは沢山のワラビーに囲まれていた!!

しかも、おなかには小さな赤ちゃんが!!メロンもそのお腹の袋に入ってみたかったのだが、赤ちゃんの目はまだ見えていないらしいので、怖がらせてはいけないと思い袋に入る事は諦めた。


そこから北上していく途中で車が急停車。
爬虫類好きのドライバーさんが発見したのは野生のエリマキトカゲ!こちらに、じろりとにらみをきかせている。




相手を威嚇する際や求愛の際には首のまわりのフリルを広げてアピール。そして威嚇しても相手のほうが強そうだとわかると、2本足で立ち上がってガニマタですたこら走り去る姿が日本でもブームになったエリマキトカゲ。今回は威嚇も求愛もされずに、平和に事なきを得た。





続いては、「絞め殺しのイチジク」という恐ろしい名前の木を見学。ケアンズでは一番古く、クイーンズランド遺産に選ばれているそうだ。
何とも立派なこの木は、樹齢500~600年というから相当にでかい。小動物が食べたイチジクの種が木の枝などに付着し、親木に根を伸ばしからませ、やがて親木を絞め殺してゆく。死んだ親木が隣の木に倒れると、イチジクはその隣の木にも同様に根を絡ませてゆく。無数の根が下に伸びている様子がまるでカーテンのようなので、「カーテンフィグツリー」とも呼ばれている。


我々がニンゲンや猫の社会の中で切磋琢磨しているように、ジャングルでは隣同士の木々が日の光を求めて凌ぎを削っているのだ。

そして勝ち残った巨木は、今は様々な動物の安住の地となっていた。



続いて訪れたのがミラミラの滝。
普通、滝といえば河川や湖の一部が段差になり水が落下している場所をいうが、ミラミラの滝の上部には川が無い。

この地域一帯の水分が集まり、川の源流となっている滝なのだそうだ。
ここで生まれた水が旅をして、先日ダイビングをした海に流れて行くのだろうか。

最後のメインスポットは「パロネラパーク」。

いつか お城を持つ事を夢見ていたスペイン人ホゼ・パロネラ。
26歳でオーストラリアに渡り、過酷な労働生活を経 て、1929年42歳の時に建設開始。 その6年後、自らの手で完成させた庭園とお城のパ ロネラパーク(東京ドーム約半分位の広さ)は、 自身のものではなく一般の人々に捧げられたそう。
ホセは柱の中の鉄骨にトロッコのレールを使ったり、 電力がまだ普及されていないこの時代に滝を利用して、 クイーンズランド初の水力発電まで造ってしまった。何でも一人で作ってしまうその姿が、TOUMAIを手がけてくれた学ちゃんの姿と重なる。



パネロラパークの説明の最後にはこんな風に紹介されていた。
「ホゼの夢が生き続けるという意味だけでなく、 パロネラパークから何かを受け取ったあなたが、今度は夢を形に変えて行く時が来たのです。 そしてそんなあなたから誰かが何かを受け取り、夢を形に変えて行くのです。」

ホセからメロンへ、そしてメロンからあなたへ、みんなで夢を繋いでいこうニャ〜!!









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