2013-02-06

メロン in タナロット&ケチャニャ〜


旅も人生もなかなか予定通りに進まないものである。

予定ではAmahinaの仕入れに工房を巡った後、ウルワツ寺院を見に行くはずだった。

しかし個人旅行とは違い団体ツアーなので、なかなか思い通りにゆかない。。。それに加えて、かなりの交通渋滞で移動に時間がとられてしまうのだ。

渋滞の原因を探ると、女性達の大行列。
近くにいたおじさんに
「あれは何かのお祭り?」
と聞いてみると、
「あれはお葬式だよ。
バリで行われるセレモニーのほとんどはお葬式さ!
ハッハッハ!」
と笑っている。

そして女性達のうしろからやってきた男性達が担いでいたのは、まぎれもなく遺体が安置された棺であった。

バリ島のお葬式は人生の終わりの儀式ではなく、死者が現世から天国へと旅立ち、その後再び現世へ再生することを祝うお祭り。

だからみんな悲しむ事はなく、出来るだけ派手に、立派に執り行うそうだ。

沢山の人にお祝いされた方が良いので、観光客も大歓迎!

日本では、そんなの不謹慎だと言われてしまうかもしれないけれど、メロンもいつかその日が来たら、バリ島のような明るいお葬式にしたいものだ。

せっかく旅行に来ているのに渋滞でイライラしても仕方ない。

工房巡りはできそうにないけれど、ドライバーのニョマンさんお勧めの店に連れて行ってもらった。そこは外国人にはあまり知られていないお店。

なんとそこで、タケちゃんがインドネシア人の可愛い女の子達をナンパしているではないか!!


と思ったら、日本語を学んでいる大学生が、日本語を話す練習をしたくて話しかけてくれたのだった。

時間がなかったので、「Facebookで連絡を取り合って、もし日本へ来ることがあれば是非TOUMAIへ来てニャ〜!」と伝えた。

再び車に乗り込み、向かった先は「タナロット寺院」。バリ六大寺院のひとつ。
たまたまこの日は干潮で陸続きとなり、歩いて寺院の麓まで渡ることができた。

寺院にはヒンドゥー教徒でなければ立ち入ることができないのだが、異教徒でも僧侶によるヒンドゥー教の祝福を受けることができると聞きつけて行ってみた!

寺院の立つ岩の下には、不思議と真水が湧く泉があり、この真水の聖水で手や顔をお清めすると女性は若返るという噂!!

僧侶から額に米粒を、耳にフランジパニ(プルメリア)の花を付けてもらい、祝福を受けた。
なんだかとても清々しい気分!!

夕方になり夕焼けも最高!!
何よりも、この感動を仕事仲間とシェアできるることが最高の幸せだとジワジワ感じる。




タナロット寺院では伝統舞踊の「ケチャ」を見ることができるのだが、メロン達は別の会場で鑑賞。しかも、雷雨の中で!!

ケチャダンスとはバリ島の民俗芸能で、男性が車座になって行う合唱。合唱といってもメロディを歌うのではなく、大人数で「チャッ」というような叫び声をリズミカルに繰り返す、エネルギッシュで幻想的な伝統舞踊である。

車座の中心では古代ヒンドゥーの叙事詩「ラーマヤーナ」が演じられていた。

実は10年前にもメロンはケチャを見たことがある。その日は満月で、それはそれは幻想的で忘れがたいのだが、今回、雷が轟く中で見たケチャもなかなか迫力があった!

最後には出演者と一緒に写真を撮ることができて大満足!

。。。ところが、一緒に行ったぽにょてぃんが出演者の王子様に一目惚れし、彼のほっぺたにキスをしているところを目撃してしまった!!

メロン初めての失恋inバリ島。

旅も人生も「恋」も、なかなか予定通りに進まないんだニャ〜!!


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