2014-07-18

7/19 通常営業はお休みニャ〜

明日7/19は、Wai Wai Steel Band率いるスティールパンライブ
「カリビアンナイト」を開催!!

ライブ準備の為、ランチ&ディナータイムの通常営業はお休みさせていただくことになったので、お気をつけくださいニャ〜!!

2014-07-16

メロン in イスファハンニャ〜


旅の最後に訪れたのは、かつて政治・文化・交通の拠点であったことから「世界の半分」と呼ばれた「イスファハン」!

そしてここの最大の見所は世界遺産にもなっている「イマーム広場」である。

広場の周囲を2階建てのアーケードが囲い、4方に特徴的な建造物が築かれている。
現在の広場は池などを設け、地元の人々がピクニックを楽しむ公園となっているが、かつては一面砂敷きの平坦なグランドで、各種の儀式やポロがここで催されていたそうだ。

ポロは紀元前6世紀のイラン(当時はペルシャ)を起源としてヨーロッパに伝播し、イギリスで近代化されたスポーツ。
その名残なのか、馬車に乗って広場内を観光できるようになっていた。

イスラーム建築を代表する傑作と言われている「イマーム・モスク」は広場の南側に位置する大寺院。

まず、正面の門に施された蜂の巣状の緻密な装飾に圧倒された!
これは天体を表し、半円の中心になっているのは太陽、そしてその周りを囲むように星が散りばめられていて、宇宙が表現されている。

イラン最大のこの門は、制作だけで8年の歳月が掛かったそうだ。




中央礼拝堂に入ると、見上げた天井のドームが息を飲むほどに美しく、すっかりみとれてしまった。

ドームは2重構造にになっており、手を叩くとエコーが7回響くという場所がある。

ガイドさんがその場所に立ってコーランの1節を詠唱すると、礼拝堂の中でコーランが響き渡り、空気が変わった事を感じた。

たとえ信者でなくとも、宇宙や神の存在を感じることができそうな、そんな神聖な空気感であった。

広場の西側に位置しているのが「アリカプ宮殿」。

この宮殿は前から見ると2階建て、裏から見ると5階建て、実際は7階建てという不思議な構造になっている。

ここの最大の魅力は最上階の「陶磁器の間」!
壁や天井に装飾された穴は、演奏の際に余分な音を吸収し、美しい演奏を楽しむために計算されて開けられたもの。

良い音色にする為だけではなく、色も形状までも完璧なバランスで、どうしたらこんな豊かな発想になるのだろうか。

かつての職人技は現代にも受け継がれ、アーケードの土産物屋の中では、職人達が商品を製作しながらお客を待っている。

「コツコツ」「カンカン」「コツコツ」「カンカン」
あちこちから聞こえて来る職人達が手を動かしている音が、心地よいBGMとなっていた。

イランのお土産としてメロンが選んだのは「シーシャ」と呼ばれる水タバコ♪

ペルシャで発明された喫煙具の一種で、アップルやオレンジなどの香りをつけたタバコの葉を炭で熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通して吸うという構造になている。

ホースの先から息を吸い込むと、フィルターの役割をしている水がブクブクブクと気持ちよい音をたて、甘い味のする煙が鼻孔を甘くくすぐる。

水タバコでリラックスする他にも、これを回し飲みすることで交流を深める道具となっているようだ。

TOUMAIでも交流を深めてもらえるように、水タバコを皆さんの元へお届けしようと思っている。
5つの都市を忙しく巡る旅程ではあったが、安全で美しく、歴史の奥深さを感じられた旅であった。

イランでは経済制裁や宗教上の規律が厳しいからこそ、家族との時間を大切したり、オシャレを楽しんだり、優しくなれるのではないだろうか。

それぞれが限られた中で精一杯人生を楽しんでいる姿に触れられたことがメロンにとっての何よりの収穫であり、現地の人々との出会いこそが旅の最大の醍醐味である。

大好きな場所や素敵な思い出が増え、メロンは本当に幸せなんだニャ〜!!

















2014-07-13

メロン in ヤズドニャ〜

イランの中でもメロンの心を1番心をときめかせた街が、古い歴史をもつ「ヤズド」である。

拝火教「ゾロアスター教」の発祥の地として有名な街だが、土壁でできた建物や旧市街の街並みは、砂漠地帯特有の風情がある。

まるで巨大な迷路のように入り組んでいて、遠い異国の昔話にトリップしてしまったような、そんな不思議な錯覚に陥る。


家々を取り囲む高くて分厚い塀や屋根は、日中の暑さを遮断して涼しく過ごすための工夫。

気温が40度でも、乾燥しているので日影に入れば体感温度は下がり、子供達がボール遊びや自転車に乗って遊んでいても熱射病になるようなことはない。


家の扉に付いている「ドアノッカー」も興味深い。
両開きの扉には、男性用として棒状のノッカーと、女性用としてリング状のノッカーの二種類が必ず取り付けられている。

イスラム教では、家族以外の男性に髪や肌を見せてはいけない為、家人はノックの音で来客の性別を判断するそうだ。
旧市街を出ると、緑豊かな都市が広がっていた。

天然クーラーの役割を果たす「風採りの塔」が立ち、
砂漠の辺縁部にあるヤズドに水を供給するため、「カナート」と呼ばれる水供給システムが普及した。

「火」「水」「風」「土」を上手に使い、人々が快適に暮らせるような知恵に溢れた、いい街だ。





ヤズドの宿泊先は、かつて「キャラバン・サライ」と呼ばれ、シルクロードの隊商宿として商人や巡礼者を泊めた宿を改装してあり、まるで砂漠の中のオアシス!

たまたま宿泊した夜に、ホテルでウェディングパーティーが開催されていた。

一般家庭では新婦の家で行なわれることが多いそうなのだが、裕福な家庭では披露宴をホテルで行い、親族、親戚、友人、知人だけでなく、誰でも自由に参加出来るらしい!
ということでメロン達も、もちろんお祝いに参加させてもらった!

会場の中に入ってビックリ!!
普段、髪や肌の露出を禁止されている女性達が、セクシーなドレスを着て、妖艶なダンスを踊っているではないか!

イランでは新郎を含む男性陣と、新婦を含む女性陣に別れ、別々の部屋で宴を開く。
その為、女性達の部屋ではここぞとばかりにドレスアップし、パーティーを楽しんでいたのだった!(写真撮影を禁止されていたので、是非想像でお楽しみいただきたい。)

現地の人々の日常生活に触れることで、新たな角度を見つけ、自分の世界を広げられる。文化とは生活そのものである。素晴らしい異文化体験をさせて貰えた事に、心から感謝したいんだニャ〜!












2014-07-12

メロン in ペルセポリスニャ〜

イランではいくつかの世界遺産を巡ったのだが、その中でも最大の見所とも言われているのが「ペルセポリス」!

紀元前512年にアケメネス朝ペルシアのダリウス1世によって建設がはじめられ、その子どものクセルクセス1世によって完成した宮殿群だ。

当時の宗教儀式、国の重要な儀式、式典はすべてここで行われていた模様。


ラフマト山から切り出した石に刻まれた詳細なレリーフは大変美しく、当時のペルシャが、西はリビア、エジプト、エチオピア、ギリシアまで。
東はインド、北はガンダーラ、ソグディアナ、カスピ海まで途方もない勢力圏を築いていたことがわかる。



ペルーのマチュピチュアやエジプトのピラミッドにも共通しているのが、巨石を正確に切り出して隙間なく積み重ね、どんな方向にもずれないように計算されていること。

インターネットのような通信網や情報、そして便利な機械も無い紀元前に、一体どんな知識とパワーを持って造り上げたのだろう。。。

世界の歴史や人間の不思議に想いを馳せながら次の街へ向かう途中、樹齢4000年〜4500年と推定される「イトスギ」の下でピクニック♪

木陰でドライバーさんがスイカやチェリー、ぶどう等を用意してくれた。

イランのスイカはとても甘く、暑く乾燥した喉をたっぷりと潤してくれるので、いくつでも食べられてしまう。

生絞りのザクロジュースやメロンジュースも最高だった!イランはフルーツ天国でもある。

ピクニックを楽しんでいると、現地の家族から「一緒に写真を撮ってもらえませんか?」と声をかけられた。

彼らに限らず、イランではあちこちで「写真を撮ってもいい?」と声をかけられる。

可愛い女の子達がメロンのことをじっと見ていたので、
「Hi !」と声をかけてみると、
「キャー!」と黄色い歓声があがる始末。
気分はまるで有名人♡

イランは北朝鮮やイラクと並んで「悪の中枢国」としてアメリカに名指しで非難されてしまった国。

しかし、こんなに人々が優しくて治安が良い国は他に見た事が無いってくらい、イメージとのギャップが大きかった!

自分がいかに「固定観念」に囚われているか、そして自分の体験こそが、何よりも真実であることを体感した。

未知の国イラン。
まだまだ奥が深そうだニャ〜!!













2014-07-11

メロン in シラーズニャ〜

メロン達はイラン南西部の都市「シラーズ」へと移動。
イランの電気産業や石油精製の一大拠点でもあり、
ペルシャ絨毯でも有名な場所である。

シラーズには絶対に訪ねてみたい場所があった。
それが「マスジェデ・ナスィーロル・モスク」。
バラの花がタイルに描かれている為、
「ローズモスク」とも呼ばれている。

現在でこそ多くのシラーズ市民に愛されているのだが、当時はモスクのタイルに赤やピンクが使われるのはご法度と言われていた為、礼拝に来る市民は少なかったらしい。

そしてこのモスクの最大の魅力は、礼拝堂のステンドグラス!
ステンドグラスを通過した太陽の光が絨毯敷きの床や柱に映し出され、思わず深い溜め息。。。


もう少し早い時間に訪れると、太陽の光が室内の奥の方まで差し込んで、さらに幻想的な世界が広がっているらしい。
でもその景色は次回のお楽しみにしておこう。

大切な人達を連れ、ここに再び訪れることを、メロンは自分の心に誓った。


ローズモスクとは対照的な魅力があったのは「ヴァキールモスク」。

極彩色のタイルでもないし、ステンドグラスでもないが、自然色の日干しレンガや大理石だけで作られた礼拝堂の陰影には厳かな美しさがあった。

ヴァキールモスクの脇にはバザールがあり、日用品から工芸品まで、様々なモノが揃っている。

アーケードの天井には穴が開いていていて、そこから自然光が差し込むようになっていた。

遊牧民の絨毯「ギャッベ」

らくだの骨で作られたアイライナーボトル「ソルメドン」

銅にエナメル彩色したお皿「ミナカーリー」

スパイス屋さん

布屋さん

どの店も魅力的でゆっくり見たかったけれど、団体旅行だったので、残念ながら急ぎ足になってしまった。
写真で見直しても、欲しい物が沢山!!

やっぱりシラーズには、「また戻って来いよ!」と呼ばれている気がするんだニャ〜!









2014-07-10

メロン in テヘランニャ〜

イランへ来た目的の一つ、シラカワさんのお友達のご自宅へお招きいただいたので、イラン人の日常生活を拝見!!

イラン版六本木ヒルズのような、テヘランで一番高いタワービルの一室が彼の住居!!
しかも、他にも家を2つも持っているらしい。。。

実は彼、エミレーツのファーストクラスで世界を飛び回っているスーパービジネスマンなのだ!
イランには核開発問題を巡り、アメリカをはじめとする諸国や多国籍企業が制裁に協力をしている為に様々な規制がある。

ATMではイラン国外から現金を引き出す事ができなかったり、VISA等のクレジットカードはほぼ使えず、銀行間の送金規制も厳しい。

ネット規制もされているので、googleをはじめ、yahoo、facebook、twitter、アメブロ等は閲覧できないようになっている。



そのような環境の中で世界を股にかけ、イランでシェア85%を占める大会社の社長としてビジネスを成功させている彼は本当に凄いヤツだ。

仕事で忙しいはずなのに、外貨両替を手伝ってくれたり、食事の面倒をみてくれたり、彼のおもてなしの心を感じた。

イラン人の日常生活を覗き見するつもりが、思わぬ所でビジネス成功の秘訣を垣間見てしまった。

豪邸を後にして訪れたレストランでは、ケバブ祭り!!
イスラム教では豚肉を食べないので、チキン、ビーフ、マトンのケバブが主流。

レストランに行けば、ケバブしかないと言っても過言ではない。



それをサフランライスやナンのようなもちもちしたパン、ヨーグルト等と一緒に食べるのがイラン流!

沢山注文をし、残った料理はお持ち帰りする文化もあるようだ。
アルコール類は禁止されているので、もっぱらノンアルコールビールでほろ酔い気分♪

日本にはないレモン味やパイナップル味のノンアルコールビールもあり、女性にも大人気!!

これを売り出せば日本でも人気になるのではないだろうかと、メロンのビジネスセンサーが働いたんだニャ〜!!


2014-07-09

メロン in イランニャ〜

TOUMAIオーナーシラカワさんのに「イラン人の友達に会いに行ってみない?」と誘われたのが、今年の2月に大雪が降った頃。

治安は大丈夫なのか?
可愛い雑貨はあるのか?
ごはんは美味しいのか?

イランについて何も知らないけれど、こんな機会じゃないとなかなか行けない国である事は間違いない。

ということで、メロンのイラン旅行が決定!
イランへ一緒に行くことになったメンバーは、下は4歳から上は70代まで。

まるで大家族のような9人構成で、何だか楽しく賑やかになりそうな予感♪

お気に入りの「エミレーツ航空」に乗り込んで成田空港をいざ出発!
エミレーツは女性乗務員さんの素敵な衣装もさることながら、各席に付いている大きな液晶画面で映画や音楽、ゲームを楽しむことができたり、USBやコンセントプラグもあるので、パソコン作業も快適!

ドバイまでの11時間半のフライトも、おおいに楽しむ事ができた。

ドバイで飛行機を乗り継いで、約2時間。
ついにイランの首都、テヘランへ到着!!

空港でビザを取るのにも、イミグレーションを通るのも、効率が悪くいちいち時間がかかる。

その国の空気や時間の流れは、空港に凝縮されていると思う。現地の時間の流れに合わせるのが旅を楽しむ秘訣だ。

イラン特産のバラの花を持って空港で待っていてくれたのは、ガイドさんの「ヴァイオレット」ちゃん♡

マレーシアにも住んでいたことがあり、「日本を訪れた時に入った別府温泉が最高だったわ!」というアクティブな彼女。

イランでは女性の地位が低く見られ、仕事を持ったり、海外へ出る女性は少ないと聞いていたので、少々驚いた。

現代では日本と同じく、結婚しないで仕事を続けるイラン女性もけっこういるそうだ。
休憩をするのが勿体なくて、テヘラン市街をブーラブラ!

地元市民が集まるバザール(市場)では、肉や野菜、スパイスに日用品等、様々な物がぎっしりと集まっていて活気に溢れていた!


ただ、値段がペルシャ語の数字なので、一体いくらなのか検討もつかない。

しかも現地通貨の「リアル」は、0の数が大きくて、計算が大変!!

さらに「トーマン」という通貨単位があり、日常的にはトーマンが使われているらしい。「1トーマン=10リアル」なので、通貨単位を勘違いしてしまうと値段が10倍も変わってしまうのだ!

メロン「これいくら?」
店 員「30000だよ」
メロン「リアル?トーマン?」
店 員「リアルなら300000だね」
メロン「USドルだと?」
店 員「だいたい10ドルだね。」
メロン「じゃあ日本円で1000円位かニャ〜?」


ガイドさん曰く、「17日間イラン旅行していたのに、結局最後まで換算ができないまま帰国したアメリカ人もいたわ」と。。。

複雑を極めたイラン、予想以上に面白くなりそうだニャ〜!!